History

阿部養庵の歴史

享保16年(1731年)、初代・阿部養庵貞維が松平家の御殿医となって以来、阿部家は290年以上にわたり医の道を歩んできました。

「養庵」の名に込められた意味

「養」は養生・養うという意味を持ち、「庵」は医を志す者の居処を表します。

「養庵」という名には、人々の健康を養い、生命を守るという医の本質が込められています。

この精神は、享保16年(1731年)に初代・阿部養庵貞維が御殿医となって以来、十代にわたり脈々と受け継がれてきました。

第1章 1731年〜 江戸時代

漢方医としての活躍

初代・阿部養庵貞維(1699-1754)は漢方医として開業し、享保16年(1731年)12月25日に松平家の御殿医に就任しました。

以来、二代目・貞固、三代目・貞好、四代目・貞道、五代目・貞一が代々御殿医として松平家に仕え、藩主と家臣の健康を守る重責を担いました。

阿部家は漢方医学の知識を受け継ぎながら、時代とともに進化を続けてきました。

初代

阿部養庵貞維

1699-1754

松平家御殿医として開業。阿部養庵家の礎を築く。

二代〜四代

貞固・貞好・貞道

代々御殿医として仕え、漢方医学の伝統を継承。

第2章 1846年〜 幕末

先端医学への憧憬、天然痘との闘い

五代目・阿部養庵貞一は、時代の変革を見据え、伝統的な漢方医学に加えて西洋医学を学ぶ決断をしました。

大阪の<strong>適塾</strong>で緒方洪庵に師事し蘭学を修め、さらに<strong>華岡流外科塾</strong>で外科医術を習得。世界初の全身麻酔手術で知られる華岡青洲の流れを汲む技術を身につけました。

帰郷後は<strong>種痘事業</strong>に従事し、天然痘の予防に尽力。予防医学の実践者として、地域の人々の命を守りました。

五代目・貞一は「東西医学の融合」という先見的なビジョンを持ち、現代の阿部養庵老化研究所の研究哲学の原点となっています。

第3章 1870年〜 明治維新

医薬分業の時代へ

明治時代に入ると、西洋医学が日本の医療の主流となりました。この大きな変革の中、阿部家は新たな道を切り開きます。

六代目・阿部實は<strong>薬舗開業試験に合格</strong>し、東京で薬剤師業を営みました。医師から薬剤師への転換は、時代の要請に応えた戦略的な決断でした。

七代目・阿部和友、八代目・阿部和夫と、薬業の伝統は受け継がれ、人々の健康を支える新たな形を確立していきました。

六代目

阿部實

薬舗開業試験に合格。東京で薬剤師として事業を展開。

七代目・八代目

阿部和友・阿部和夫

薬業の伝統を継承し、事業基盤を強化。

第4章 1984年〜 現代

受け継がれる阿部養庵のDNA

九代目・阿部和重は、ブラジルでプロポリスと出会い、その可能性に着目。1984年に<strong>有限会社阿部養庵堂薬品</strong>を設立し、健康食品事業へと進出しました。

2019年には業界に先駆けて<strong>NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)</strong>を採用した製品の販売を開始。エイジングケア分野での先進的な取り組みを続けています。

2023年、十代目・阿部朋孝が株式会社阿部養庵堂薬品へと社名を変更。そして2025年、<strong>一般財団法人 阿部養庵老化研究所</strong>を設立。

290年にわたる「人々の健康を養う」という使命を、最先端のジェロサイエンス研究で実現する新たな挑戦が始まりました。

九代目

阿部和重

1984年 阿部養庵堂薬品設立

ブラジルでプロポリスと出会い、健康食品事業を開始。

290年の歩み

1731 享保16年

創業 — 御殿医としての始まり

初代・阿部養庵貞維が松平家の御殿医に就任。漢方医として藩主と家臣の健康を守る役割を担う。

江戸時代の阿部養庵家
1846 弘化3年

適塾入塾 — 東西医学融合の原点

五代目・阿部貞一が大阪の適塾で緒方洪庵に師事。華岡流外科塾でも修行し、東西医学を融合。

適塾入塾
1850s 安政年間

種痘事業 — 予防医学の実践

貞一が種痘事業に従事。天然痘予防のため、地域住民への接種を推進し命を守る。

種痘事業
1870s 明治初期

薬業へ転換 — 新時代への適応

六代目・阿部實が薬舗開業試験に合格。東京で薬剤師として事業を展開。

明治時代
1984 昭和59年

阿部養庵堂薬品設立

九代目・阿部和重がブラジルでプロポリスと出会い、有限会社阿部養庵堂薬品を設立。

阿部養庵堂薬品
2019 令和元年

NMN製品販売開始

業界に先駆けてNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)を採用した製品の販売を開始。

NMN製品
2025 令和7年

研究所設立 — 新たな挑戦

十代目・阿部朋孝が一般財団法人 阿部養庵老化研究所を設立。290年の使命を最先端のジェロサイエンス研究で実現。

阿部養庵老化研究所

「伝統×科学」の継承

五代目・貞一が示した「伝統と革新の融合」という姿勢は、現在の研究所の研究哲学に直接つながっています。

時代 伝統(東洋医学) 科学(西洋医学・現代科学)
五代目の時代 漢方医学の知識 蘭学・華岡流外科・種痘法
現代 未病・養生の概念 ジェロサイエンス・NMN・AI